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2011年1月12日水曜日

F1154 特集「ゲームの未来」

 ゲーム業界の未来をキーワードにうんたん。キーワード解説は岡三証券の森田氏。


 ◆ゲーム業界の現在

 ●3D立体視
 PS3「GT5」360「スクラップメタル」PC「バイオ5」を紹介。

 ●新デバイス
 MoveとKinect。

 ●ソーシャルゲーム
 GREE、mixi、モバゲーなど

 ●スマートフォン
 ケイオスリングとスト4

 ●AR
 ラブプラス

 が紹介されている。ここからはコメントに。ちなみに最初から全文ではないが途中からかなり簡略化しています。コメンターは「関係者」なので、匿名希望には色々混ざっている可能性あり?

 ◆3D立体視技術について
 森田氏「立体視の面白さについては技術以上に発想力が求められるのではないか」

・臨場感あふれるゲームが楽しめるのはメリットだがパフォーマンスが落ちる。画質が劣る(40代開発)
・プレイヤーが初めて見る技術はそれだけで売りにはなるが、開発も初めての試行錯誤がつきまとう。他にも特許などの知的所有権が難しい(30代開発)
・新しい表現方法という武器を手に入れたのだからそれを使いこなして立体視ならではの、だからこその遊びを生み出していきたい(匿名)
・立体視だからこそ実現できるゲームデザインを模索する必要があると思う。あくまで表現手段である事を忘れず、必要かどうかを見極めたい(サイバーコネクトツー、30代ゲームデザイナー)
・新しい表現はメリットだが、立体視に頼りすぎたゲームが乱発されるのは心配。ブームで終わらないように内容の伴った物を提供するのが大事(30代開発)
・より臨場感をもって体感できると同時にゲームに入り込んで楽しめるようになる(匿名)
・3DS以外はインフラが揃わないと厳しいのでまだまだニッチだと思う(匿名)
・立体視の最大のデメリットは長時間の視聴に耐えられない点だと思う。プレイ時間が決められないゲームでは活用するのが難しい技術だと思うが、今後面白くなる可能性はある(30代プログラマー)
・立体視はこれまで出来なかった表現と演出で臨場感を実現できると思う。ただし目への負担が大きいので特に子供に向けての提供は難しいのでは(匿名)
・現在3DSでガンダムゲームを制作している。ロボットと3Dの相性は非常に良い。無機物に命が宿ったように感じられて感動(バンナム、30代プロデューサー)
 ◆新デバイス
 森田氏「今後の注目はWii Vitality Sensor」

・新技術は普及して欲しいので他社からソフトが出るのは歓迎(30代開発)
・Kinectを使ったゲームを作ってみたい。母がKinectに感動していたのを目の当たりにしてゲームの敷居を下げたデバイスだと思う(サイバーコネクトツー、30代ゲームデザイナー)
・新デバイスではユーザーの動きの意図が判断できず困る場合が多々ある。ユーザーがやろうとしている事を判断する技術が重要と考えている(40代匿名)
・ゲームでは感覚が大切なので、可能なら拡張機器は専用開発をしたい。邪魔になる可能性もあるがそれも含めてゲームか、と(匿名)
・コントローラはどういうスタイルでゲームを遊ぶかの選択肢でもあり、種類が増えるほどゲームの楽しみの幅を広げる効果も増すと思う(匿名)
・ボタンが障害となって遠ざかっていたユーザーがKinectで真に直感的に(中略)家庭のエンタテインメント全般を変革させる切っ掛けになると思う(匿名)
・コントローラは触れる物であって欲しい。アーケード開発に携わって20年になるが、触ってみようと感じさせる物を提案するのが生業だと思っている(匿名)
・テレビで紹介されていた脳波や感情をフィードバックするデバイスは面白そう。振動だけでなく環境やNPCにもフィードバックさせられたら凄い(UBIソフトマーケティング)
・既存のゲームの操作を置き換えただけでは成功は難しいと思う。体感操作だからこその新ゲームや体験が必要だと考える(40代匿名)
・新操作も素晴らしいが、方向キーとボタンで出来る事はまだまだあるので旧来型も追求していきたい(30代匿名)

 ◆ソーシャルゲーム
 森田氏「MHPやDQ9はソーシャルゲーム的だと言えると思う」

・家庭用ゲームやアーケードと連携する形に広げていきたい(タイトー、40代開発)
・ゲームに興味を持って貰えれば家庭用ゲームソフトを手にする機会も増えるので期待している(コーエーテクモ、宣伝)
・誰かと繋がっていたいという気持ちが強いのではないか、ずっと続いていくジャンルのゲームだと思う(匿名)
・しっかり遊べる物を提供したいと考えている。手軽さが重視されるソーシャルゲームには関わりたくない(サイバーコネクトツー、20代アーティスト)
・ソーシャルゲームは生活の合間に楽しむ物、家庭用ゲームは遊ぼうと思った時にと違った方向に伸び進化していくと考えている(サイバーコネクトツー、30代ゲームデザイナー)
・昨今のゲーム開発は予算が大きくなり、アイデアや方向性を消極的にしている。小さい予算で制作できるソーシャル市場はある意味魅力的で楽しい市場だと考える(匿名)
・ソーシャルゲームはゲームじゃないと言われるが、特性を活かした物が出ていないだけではないかと感じている(30代開発)
・市場の大半をソーシャルゲームが占め、モバイルPC家庭用の垣根を越えるサービスに成長する(ジャレコ、30代管理職)
・コミュニケーションを低いハードルで実現しているので今後も盛り上がると思う。がゲームそのもののハードルが上がるとユーザーが会話だけのコミュニケーションに戻る可能性もある(30代開発)
・開発してみたいと思っているが、パッケージソフトの弱体化に繋がるかと思うと複雑な気分(40代宣伝)
・現在は玉石混淆ではなく石だらけ。未来があるかはプラットフォーマー次第(匿名)
・現在の勢いはしばらく続くと思うが未来永劫続く事はない、いずれ新しいジャンルのゲーム市場が開拓されると思うし開拓していきたい(20代マーケティング)

 ◆スマートフォン
 森田氏「携帯電話がスマートフォンに変わっただけではゲーマー人口が劇的に増える可能性は低いと思う」

・大規模なユーザーを対象に出来る点には興味がある(サイバーコネクトツー、30代ゲームデザイナー)
・ギャンブル性が高く、アイデアで勝負が出来る点に興味がある(匿名)
・高性能な端末で安価なゲームが出る事で通常ゲームのハードルが上がる懸念も(ブロッコリー、20代営業)
・電子機器での遊びは業界にプラスになると思う(タイトー、30代開発)
・スマートフォンにはゲーム機を買うという気負いはなくプレイする機会がゲーム機より遙かに多いのが魅力(30代開発)
・スペック的にも作り手が表現できるハード。が、ゲーム機として考えると買い換えスパンが短いのが気になる。同じゲームを何年も遊ぶ人は少なくなるだろう(匿名)
・商売が成り立っている所は殆ど無い。現状のままコンシューマーゲームを扱うのは無理なので抜本的な転換が必要かも(匿名)
・携帯電話アプリが移植できるなら作る価値はある(30代開発)
・避けて通れない存在だと思う。(匿名)
・今後数年で携帯電話がスマートフォンにシフトすると思うが、そうなるとゲームが動くデバイスを保持している人の数は数十数百倍になり魅力的な市場だが、コンテンツの作り方やビジネスモデルに大きな変化が求められると思う(タイトー、30代開発)

 ちょっと簡略化…

 ◆携帯機&据え置き機
 森田氏「携帯機と据え置き機が融合すれば新しいトレンドが出来るかも」

・携帯機の方が自由。据え置き機は不要になるかも(30代開発)
・将来はどちらでも遊べるソフトが出てきてもおかしくない(40代営業)
・真正面から向き合ってもらいたいので据え置き機にウェイトを置きたい(30代開発)
・据え置き機のスタイルは日ごと減少していく気がする。携帯ゲーム機向けが多くなると思う(40代宣伝)
・コストだと携帯機だが、市場が荒れているので売りに結びつかない可能性が高い(40代営業管理)
・業界が据え置き=HD=開発費が高い=マルチに凝り固まりすぎだと思う。面白いゲームとは何か考えるべき時期に来ている(匿名)
・据え置き機は携帯機のメリットに勝てていないと感じている。据え置き機には固有の遊びが必要だと思う(30代開発)
・携帯ゲーム市場のガラパゴスかが進むと思う(40代営業管理)
・携帯機は開発費の手頃感がかなり割が良いので携帯機向けで作っていきたい(ブロッコリー、20代営業)
・携帯機は小規模でアイデア勝負が出来るが海外は望みにくい、据え置き機は開発費が高いのがデメリット(30代開発)
・今後は携帯機が更に普及し据え置きはニッチな市場になると思う(匿名)

 ◆ネットワーク
 森田氏「ネットワークに対応するタイトルは今後更に増加する可能性が高い」

・PS3や360はネットに繋がないと勿体ない(30代開発)
・いかに邪魔されないかも大事なので心地よい関わり方がないか考えている(30代ゲームデザイナー)
・ネットを駆使したシングルプレイは「デモンズソウル」が実現しているのでそれを超えるゲームを考えたい(匿名)
・ネットの状況で内容がどんどん変わるゲームがあっても良い(バンナム、30代プロデューサー)
・今は対戦から協力プレイなどの体験の共有が魅力となっていると思う(匿名)
・不思議のダンジョンのオンライン化はやってみたい(チュンソフト、30代開発)
・ソーシャル的要素を盛り込みたい。数十万のユーザーが同じゲームをプレイできるようになると思うが、そうなった時に何が出来るかが課題(ハドソン、40代開発)
・リリース後も手を加えられるのが利点の一つだがいつまでも開発が終わらないというジレンマも(30代開発)

 ◆海外戦略
 森田氏「日本の独自性が世界的に優位を発揮できればチャンスも大きいと言える」

・海外を下手に意識せずに自分たちの感性で作れる物、ユーザーに買って貰えるソフトを作っていきたい(30代プロデューサー)
・開発費が高騰し海外を視野に入れるのは当然。だが認識が間違っていると思う。外人が好きな物を作るのは日本で安易に考えて作っても的外れになる。日本らしい物を作った方が外人には分かりやすい(30代開発)
・今後はより多くの方に向けた世界基準ベースの展開が求められる時代なのでは(匿名)
・国内国外というボーダーはもう不要(30代開発)
・日本のゲームのストレス前提の作りは海外では難しい。海外向けではストレス無しでの楽しさを追求する事が必要(アクワイア、30代ゲームデザイナー)
・日本市場は鎖国状態に近いのが現状(匿名)
・流通の垣根が無くなると日本はグローバルの一部になると思う。欧米ではなく世界全体が相手になる(30代開発)
・ゲームは各地の文化の上にあるので、全世界で好まれる物というのは幻想。文化に適したゲームを作るのも立派な戦略と言える(40代宣伝)
・海外で展開するには、似せるのではなく海外にはない、日本にしか無いげーむを作る必要があると思う。一転突破型のゲームで世界をあっと言わせたい(30代ゲームデザイナー)
・まずは国内の土台をしっかり作る事が大切だと思う(30代開発)

 ◆販売方法
 森田氏「短期的にダウンロードが主流になる可能性は低いだろう」

・上手く棲み分けられると思う(匿名)
・パッケージはコレクター向け中心でダウンロード中心になる(30代管理)
・パッケージは無くならないがダウンロードが増えると思う。開発者としてはダウンロードにメリットが多いが、小売店には厳しくなると思う(アクワイア、30代プログラマー)
・ユビキタス化が進めばダウンロードすらしなくても良くなるのでは(30代開発)
・日本ではまだまだパッケージ販売優位が続くと思う。ハードメーカーはパッケージ販売を軽視しないで欲しい(30代営業)
・パッケージ販売はこれまで通り続くのでは。ダウンロード販売はどこまで値下げに追従できるかが気になる(匿名)
・メリットデメリットがあるので両方生き残ると思うが、ダウンロードの比率が暫くは増えるのでは(匿名)
・ゲームはパッケージが適していると思うが、若い方はパッケージへの拘りは薄いのでは(40代宣伝)
・ダウンロード販売はゲームを提供する選択肢が増えた認識。選択肢が増えたのは歓迎すべきだし共存していくと思う(30代営業)

 ◆ゲームの表現
 森田氏「リアルさだけでなくゲームらしい面白さの演出にも注力すべき」

・時代に合わせた適切な表現を行う事に尽きる(20代アーティスト)
・自分の子供にさせたいゲームという視点を共有したい(匿名)
・価値観はすぐ変わっていくと思う(30代開発)
・やりたい事を実現するのが難しくなってきている(40代開発)
・規制はあってしかるべきだが、行きすぎて表現が阻害される事にはならないでほしい(匿名)
・規制範囲内で面白い物が作れるかはクリエイターの手腕次第(30代開発)
・幅広い表現の作品が増えて成り立つ状況になって欲しい(匿名)
・作り手売り手買い手と保護者がそれぞれ責任を持ち環境を整える事が大切(30代開発)
・以前に比べ相互理解は深まっていると思うがまだ不十分で、互いにレーティングのように話し合うべき。漫画のようにはならないよう皆が納得する制度にしないといけない(30代開発)

 ◆違法コピーやダウンロード
 森田氏「セキュリティが強化されれば新興国が新たな市場になる可能性はある」

・違法行為に毅然とした対応を取る企業が増えるのでは(30代開発)
・ユーザーを信じているし無くなる事を信じている(匿名)
・プロテクトの為に開発作業時間を割かずに注力出来る事を望む(40代開発)
・制作者が出来る事は愛を込めて制作する事で、それに対価を払いたいと思って貰う事だと思う(20代ゲームデザイナー)
・学校教育でしっかり盛り込むべき(匿名)
・違法ダウンロードが増えるとどうなるかを子供に伝えていく事で徐々に減らしていけるのでは(30代プログラマー)
・子供に違法コピーは悪い事だと教えていくのが大事(30代プログラマー)
・昔と違い手軽に出来る事から、自覚のない犯罪になった。しつけの問題だが将来的には業界の縮小を招く事に繋がる(30代開発)

 ◆ゲームの未来はこうなる!?
 森田氏コメント無し。

・3DSはキーポイントになると思う。DSのようなブームを作り出して欲しい(30代営業)
・お手軽ゲームはそろそろ飽きて王道ゲームが流行るようになれば良いが(希望)、そうはならないだろう(匿名)
・ゲームがマルチメディア展開の大きな担い手になってきている。これからはゲーム機という枠を飛び越えた展開が必須かと(バンナム、30代プロデューサー)
・面白いゲームが評価され売れる世の中になってほしい(30代プログラマー)
・新ハードやソーシャルゲームなどで世界のゲーム人口はかなり増えるのではと希望的に考えている(コーエーテクモ、宣伝)
・ネットリア充が満足して遊べる仮想空間を作り出せるかが今後のゲーム業界で活躍出来る鍵の一つかと思う(匿名)
・コントローラを必要としないゲームシステムKinectのように(以下略)(匿名)
・グラではなくゲームの面白さを追求する業界になって欲しい(20代マーケティング)
・オリジナルタイトルが沢山出て欲しい(30代開発)
・ゲーム機は無くならないが、ディスプレイを備えた全てのハードがゲームも出来る物になっていくだろう(30代管理職)
・2,3年で再編が進み失業者が多く出るかも。ライバルがいない分野は活性化しないのでゲーム会社同士が切磋琢磨する日を見たい(30代開発)
・2,3年で据え置き機がマニア向け商品になる可能性は大きい(30代管理職)
・ゲーム業界は常に元気で無茶で笑える業界であって欲しい(匿名)





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